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和田宿温泉ふれあいの湯の泉質は、
「カルシウム・ナトリウム硫酸塩温泉(弱アルカリ性低張性低温泉)」です。
一般に「カルシウム硫酸塩温泉」は、カルシウムの鎮静効果により、昔から「傷の湯」「中風の湯」といわれ、高血圧症、動脈硬化症、脳卒中、慢性関節 リューマチに効果があり、打身、切り傷、火傷、痔疾、捻挫にも良いされ、皮膚病では乾癬(かんせん)、慢性湿疹、ニキビ、皮膚のかゆみにも良いとされてい ます。
また、「ナトリウム硫酸塩温泉」は、高血圧症、動脈硬化症、外傷に効果があるといわれてます。
さらに「弱アルカリ性温泉」は、肌の角質を取る「美肌の湯」、
「低張性温泉」は、カラダに水分を与えてくれる「うるおいの湯」、
「低温泉」は、加温による湯温調整が出来る「成分そのままの湯」となります。
和田宿温泉ふれあいの湯は、上記の効能を併せ持つ良質な温泉であり、固有の適応症は「動脈硬化症、きりきず、やけど、慢性皮膚病」とされています。もちろん、「神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後の回復、疲労回復、健康増進」といった一般的な温泉の効能も大変好評です。お子様からご年配の方まで安心してお楽しみいただける温泉です。
男湯・女湯とも浴槽の浴室入り口側に仕切られたお風呂は、「源泉そのまま」の加熱していない温泉を常時流しています。温度は低めですが、和田宿温泉の源泉をゆっくりとお楽しみください。
源泉名 :小日影の湯 1号泉
湧出地 :長野県小県郡長和町和田字小日影4376番2
泉 質 :カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉(弱アルカリ性 低張性 低温泉)
泉 温 :源泉28.6℃(気温20℃) 使用位置41℃
含有成分
水素イオン濃度 pH 8.30
蒸発残留物 2279 mg/kg
試料1kg中の成分の分量
(1)陽イオン成分(mg) | (2)陰イオン成分(mg) | ||
水素イオン(H+) | - | フッ素イオン(F-) |
1.7
|
リチウムイオン(Li+)
|
0.07
|
塩素イオン(Cl-)
|
61.9
|
ナトリウムイオン(Na+)
|
159.8
|
臭素イオン(Br-)
|
-
|
カリウムイオン(K+)
|
2.8
|
ヨウ素イオン(I-)
|
-
|
アンモニウムイオン(NH4+) | - | 水酸イオン(OH-) | - |
マグネシウムイオン(Mg2+)
|
3.1
|
硫化水素イオン(HS-)
|
-
|
カルシウムイオン(Ca2+)
|
480.3
|
硫酸水素イオン(HSO4-) |
-
|
ストロンチウムイオン(Sr2+) |
2.3
|
硫酸イオン(SO42-) | 1425 |
バリウムイオン(Ba2+) | - | リン酸二水素イオン(H2PO4-) | - |
アルミニウムイオン(Al3+)
|
0.03
|
リン酸一水素イオン(HPO42-) |
-
|
マンガンイオン(Mn2+) |
0.8
|
炭酸水素イオン(HCO3-) |
6.1
|
鉄(II)イオン(Fe2+)
|
0.3
|
炭酸イオン(CO32-) |
6.0
|
亜鉛イオン(Zn2+)
|
-
|
||
|
(3)①非解離成分 |
mg
|
(3)②溶存ガス成分 |
mg
|
メタケイ酸(H2SiO3) |
25.1
|
遊離二酸化炭素(CO2) |
-
|
メタホウ酸(HBO2) |
2.6
|
遊離硫化水素(H2S) |
-
|
メタ亜ヒ酸(HAsO2) |
-
|
|
|
溶存物質(ガス性のものを除く)2178 mg/kg
成分総計 2178 mg/kg
温泉分析年月日:平成24年6月5日
登録分析機関 :社団法人 長野県薬剤師会
登録番号 :長野県第2号
適応症及び禁忌症
(1)適応症(温泉が効く疾患及び症状)
温泉に共通する適応症:
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔症 冷え性 病後の回復、疲労回復、健康増進
この温泉固有の適応症:
動脈硬化症、きりきず、やけど、慢性皮膚病
(2)禁忌症(入浴を控えた方が良い疾患及び症状)
温泉に共通する禁忌症:
急性疾患(特に熱がある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)
この温泉固有の禁忌症:
浴用上必要なお知らせ
加水について:加水はしていません。
加温の理由 :入浴に適した温度を保つため加温しています。
循環の理由 :衛生上、お湯の清浄を保つため循環ろ過しています。
入浴剤の名称又は消毒方法及びその理由:
入浴剤の使用はありません。衛生管理のため塩素系薬剤による消毒を実施しています。
浴用上の注意事項
1 温泉療法を始める場合は、最初の数日の入浴回数を1日あたり1回程度とすること。その後は、1日当たり2回ないし3回までとすること。
2 温泉療法のための必要期間は、おおむね2ないし3週間を適当とすること。
3 温泉療法開始後おおむね3日ないし1週間前後に湯あたり(湯さわり又は浴湯反応)が現れることがある。「湯あたり」の間は、入浴回数を減じ又は入浴を中止し、湯あたり症状の回復を待つこと。
4 以上のほか、入浴には次の諸点について注意すること。